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フランスに30対7で快勝 世界5位に


現地時間7月15日(火)※日本時間16日(水)、クウェート王国クウェート市で開催されているアメリカンフットボール U-19 世界選手権大会 2014が行われ、U-19日本代表がフランス代表と対戦し、30対7のスコアで勝利しました。これにより、日本代表の5位が、フランス代表の6位が確定となりました。

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なお、この試合のU-19日本代表ゲームMVPには、10捕球、149ヤードで2TDを記録したWR近江 克仁(立命館大学1年)が受賞しました。

U-19日本代表 山嵜 隆夫監督(大阪産業大附属高等学校)
結果については満足している。ディフェンスがファーストシリーズだけアサイメントミスをしたけど、後は全然危なげなく落ち着いていたので、試合も落ち着いていた。日本はいつも後半弱いけど、第3Q、第4Qにヤードを出されながらも(失点せずに)粘った。オフェンスも後半にしっかりと得点を取ったので、今までの日本の課題を克服した試合で良かった。終わり良ければすべて良しです。

U-19日本代表 WR近江 克仁(立命館大学1年)
最後にしっかりと勝って日本に帰りたかったので、結果については満足しています。
(MVP受賞について)ディフェンスが要所でしっかり止めてくれたことと、相手の弱点を突いたコーチのサインが効いていたので、僕はしっかりとキャッチするだけでした。

ゲームサマリー

今大会4試合目で初めてキッキングからスタートなった日本は、フランスのセカンドプレイで72ヤードランのゲインを許し、いきなりゴール前1ヤードまで攻め込まれる。すると、ランを挟んだ後のプレイでタッチダウンを許し、7点のビハインドを背負う。

しかし日本はすぐさま反撃。野田 篤生(中央大学1年)、西村 七斗(立命館大学1年)、古川 真宙(関西大学1年)のRBトリオの活躍で敵陣まで侵入。2度の反則を犯して下げられるも、QB西山 雄斗(立命館大学1年)からWR近江 克仁(立命館大学1年)へのパスが相手反則となり一気にゴール前2ヤードへ。最後はRB西村がエンドゾーンに飛び込み、キックも決めて7対7の同点に追いつく。

その後フランスの攻撃をスリーアンドアウトで止めた日本。直後の攻撃では敵陣25ヤードまで攻め込むもタッチダウンは奪えず。それでも、山岸 明生(関西学院大学2年)が42ヤードFGを決めて10対7と勝ち越しに成功する。

第2Qに入ると、日本は山岸が45ヤードFGを狙うが失敗。追加点を奪うことができない。しかし、守備が踏ん張り相手に得点を与えない。すると、攻撃陣が奮起。自陣16ヤードから始まったドライブで、QB西山が立て続けにパスを成功。敵陣17ヤードまで進むと、ここでQB西山からWR近江へタッチダウンパスがヒットして加点。17対7のリードで前半を折り返す。

後半に入ると、日本は、フランスが11分4秒かけて80ヤード進んだドライブで得点を許さない。自陣10ヤードで得た攻撃権で、西村、古川のRBコンビの地上戦で着実に敵陣へ前進。相手反則もあってゴール前3ヤードまで進むと、最後はRB西村がエンドゾーンに走り込み追加点。24対7と完全に試合の主導権を握る。

さらに日本は、試合時間残り1分25秒、敵陣30ヤードからの攻撃で、途中出場のQB百田 海渡(関西学院大学1年)が、エンドゾーン内のWR近江へロングパス。これをWR近江が守備と競り合いながらもしっかりキャッチ。ダメ押し点を奪って試合を決めた。