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【U20世界選手権】日本、カナダに敗れ準優勝


国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)が主催するアメリカンフットボールのU20(20歳以下)世界選手権最終日は6月30日(日本時間7月1日)、カナダ・エドモントンで行われ、日本は決勝でカナダに9-20で敗れ、準優勝となりました。準優勝とはいえ、前身の大会(世界ジュニア選手権、U19世界選手権)から6度目の出場で、今回が過去最高の成績(これまでの最高は3位)。カナダは3大会連続4度目の優勝で、3位決定戦はオーストリアが米国を破りました。

日本は第1クオーターにK中勇大(関西学院高等部卒)がフィールドゴールを決めて3点を先制。しかし、第2クオーター序盤にカナダにTDパスを決められて逆転を許すと、後半はカナダに力強いランプレーで主導権を握られ、失点を重ねました。その後は後半序盤から出場したQB小林伸光(日本大学)のパスを中心に反撃しましたが、試合終了間際にWR高橋耀生(サンディエゴ大学)へのTDパスで6点を返すにとどまりました。

この試合の日本側の最優秀選手(MVP)にはDB東田隆太郎(関西学院大学)が選ばれました。

■試合結果(30日、決勝)

1Q 2Q 3Q 4Q 合 計
日 本 3 0 0 6 9
カナダ 0 7 3 10 20

■公式記録
G12 2024 IFAF U20 – Canada vs Japan – 30Jun2024

■試合後コメント
大橋誠監督 選手もコーチも本当によく頑張ってくれたが、詰め切れないところをきっちり詰めていかないと、こういう大会では勝ち切れないということがよく分かった。(QB菊地を先発させたのは)大きいプレーを狙うより、小さいプレーをしっかりつないでいくということでいうと、菊地の方が向いているのではということだった。久しぶりの国際大会で、選手たちは初めてという中でよくアジャストしてくれ、特に渡航後の成長度合いが素晴らしかったので、今後に向けて有意義な大会になったと思う。

東田隆太郎選手 ただ単に悔しい。守備は抑えたところもあったが、(相手のランプレーは)分かっていても止められなかった。自分よりフィジカルが強い相手と戦うことができたので、この1対1の強さを(自分の)チームにも共有し、次は(関西学院大学)ファイターズで日本一を目指せるようにやっていきたい。

■過去の大会と日本の成績

開催地 決 勝 日本の成績
2009 米オハイオ州カントン 米国○41-3●カナダ 3位
2012 米テキサス州オースティン カナダ○23-17●米国 3位
2014 クウェート市 米国○40-17●カナダ 5位
2016 中国・ハルビン カナダ○24-6●米国 4位
2018 メキシコ市 カナダ○14-7●メキシコ 5位
2024 カナダ・エドモントン カナダ○20-9●日本 準優勝

※2009年は世界ジュニア選手権として、12年から18年まではU19世界選手権として開催

■大会日程と結果

日 付 現地時間 日本時間
(翌日)
ラウンド 対 戦 会 場
6月22日 11:00 2:00 1回戦 カナダ2●13-41○オーストリア クラーク・スタジアム
12:00 3:00 1回戦 米 国○86-12●パナマ コモンウェルス・スタジアム
16:00 7:00 1回戦 日 本○50-6●豪 州 クラーク・スタジアム
17:00 8:00 1回戦 カナダ○110-0●ブラジル コモンウェルス・スタジアム
6月26日 11:00 2:00 敗者戦 カナダ2○63-7●-ブラジル クラーク・スタジアム
12:00 3:00 準決勝 米 国●20-41○日 本 コモンウェルス・スタジアム
16:00 7:00 敗者戦 パナマ●0-21○豪 州 クラーク・スタジアム
17:00 8:00 準決勝 オーストリア●20-27○カナダ コモンウェルス・スタジアム
6月30日 11:00 2:00 7位決定戦 ブラジル●14-50○パナマ クラーク・スタジアム
12:00 3:00 3位決定戦 米 国●25-32○オーストリア コモンウェルス・スタジアム
16:00 7:00 5位決定戦 カナダ2○45-7●豪 州 クラーク・スタジアム
17:00 8:00 決 勝 カナダ○20-9●日 本 コモンウェルス・スタジアム

■IFAFによる試合レポート(英語)
https://americanfootball.sport/2024/07/01/u20-gold/