メキシコ戦前日の山嵜監督「絶対に勝ちたい」

　現地9日、メキシコ戦を翌日に控えた日本代表は、午前中と14時半に計2回のミーティング、19時から屋外で練習を行いました。勝てば4位以上が確定する一戦に向けて、山嵜隆夫監督は十分な手ごたえを感じています。

　この日の練習のハドルで、「体を休養させて頭を整理する」と選手にリラックスするように伝えた山嵜監督。コーチ陣によるメキシコの分析も「できあがっている。当日に（相手の戦術が）変わることもるからアジャストしなければいけないけど、アメリカ戦のままきてくれれば大体弱いところは分かっている」と自信を持っています。

　メキシコには体格で劣るが、その試合のカギは、「後半は体力差がでてくるから、第4Qに2本（TD）くらいの差はつけておきたい。先に点を取ってリードしていきたい」と考えています。

　7日のドイツ戦では、コイントスに勝ってレシーブを選択した日本代表。ファーストシリーズで見事タッチダウンにつなげ、終始リードを保ちそのまま逃げ切りました。実は、レシーブの選択は、山嵜監督のジンクスのようです。

「僕のポリシー。キックを選択したときが2回あって2回とも負けてるんだ。天候のこととか色々なこと考えてキックを選択したんだけど、2回とも負けた。だから、天候も相手チームも関係なく、何があろうとレシーブを選択する」。

　メキシコ戦でももちろんレシーブを選択するそうです。

「とにかくアメリカとやりたい。その前に負けてしまうとムードが良くないので、メキシコには絶対勝ちたい。そのために、（ドイツ戦では）封印していたプレイも準備はしている。自分が考えたスペシャルなプレイも入れてある」。

　メキシコに勝てば、2連勝となり、4位以上が確定します。打倒アメリカに向けて、是が非でも全勝でアメリカと戦いたいところ。アメリカ戦に勢いをつけるためにも、山嵜監督はメキシコ戦に並々ならぬ闘志を燃やしています。

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