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メキシコ戦に24対24で引き分け 1勝1分でアメリカと対戦


現地時間7月10日(木)※日本時間11日(金)、クウェート王国クウェート市で開催されているアメリカンフットボール U-19 世界選手権大会 2014が行われ、U-19日本代表がメキシコ代表と対戦し、24対24のスコアで引き分けました。Bブロックに属するU-19日本代表は、アメリカ、メキシコ、ドイツと同組。次戦は7月13日、グループ首位をかけて2連勝中のアメリカ代表と顔を合わせます。

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なお、この試合のU-19日本代表ゲームMVPには、ラン19回112ヤード、1TD、パスでも3捕球86ヤードを記録したRB西村 七斗(立命館大学1年)が2試合連続で受賞しました。

U-19日本代表 山嵜 隆夫監督(大阪産業大附属高等学校)
前半はプラン通りだった。第4Q前に、できれば14点差をつけておきたかった。(最後のシリーズについて)無理に点を取りにいってしまうと守備が難しいし、かといって、1本取れば勝てるという展開で、非常に難しい展開だった。無敗でアメリカと対戦するから(この日の引き分けは)全然問題ない。アメリカ戦に全力でぶつかる。

U-19日本代表 RB西村 七斗 (立命館大学1年)
(MVPの感想について)2試合連続でもらえて非常に光栄です。(メキシコについて)とても大きくて、あたりが強かった。日本にはいない感じでしたが、速さはあまり感じませんでした。2試合連続で100ヤード以上走れたのは、チームメイトのおかげです。アメリカに勝たないと世界一になれないので、次戦も頑張ります。

ゲームサマリー

ドイツ戦に続いてコイントスで勝利した日本はレシーブを選択。自陣20ヤードから始まった攻撃のファーストプレイで、RB西村 七斗(立命館大学1年)が9ヤードラン。続いて西村へのスクリーンパスで62ヤード前進。一気にゴール前9ヤードまで攻め込むと、2つのランを挟んで、最後はQB西山 雄斗(立命館大学1年)がWR近江 克仁(立命館大学1年)へ先制の8ヤードタッチダウンパス。日本代表が7対0とリードする。

続くメキシコ代表の攻撃をスリーアンドアウトで止めた日本代表。自陣15ヤードから始まった攻撃では、QB西山のパス、RB西村のランを交互に織り交ぜ着実に前進。敵陣まで侵入する。しかし敵陣15ヤードまで攻め込むもタッチダウンを奪えず。それでも山岸 明生(関西学院大学2年)が32ヤードFGを決め、リードを10点に広げる。その後両チームとも得点を奪えず第1Qを終了する。

第2Q、日本代表の最初のドライブは敵陣40ヤードからスタート。ここでRB西村が34ヤード走り、一気にゴール前6ヤードへ。さらにRB西村が6ヤードタッチダウンランを決め、日本代表は17対0と試合の主導権を握る。

しかし、直後のメキシコのドライブで、9連続ラン攻撃を止められず、ゴール前1ヤードまで攻め込まれてしまう。そして最後も1ヤードタッチダウンランを許して、17対7とされる。

リードが10点に変わった日本代表は、メキシコ陣20ヤードでLB山岸が会心のインターセプト。一気にゴール前5ヤードまでボールを運ぶ。2つのランでゴールまで1ヤードまで進むと、最後はQB西山がスニークでタッチダウン。24対7と再び17点リードに戻して前半を折り返す。

第3Qは両チームがそれぞれ最初のドライブで無得点に終わる。すると、日本代表は第3Q残り6分23秒、敵陣20ヤードから始まったドライブでタッチダウンを許してしまう。

24対14と再度10点差にされた日本代表は、追加点を奪えず苦しい展開。試合残り7分51秒からのドライブでは、自陣2ヤードまで攻め込まれるもFGに抑え、1タッチダウン差の7点差にされる。

日本代表は試合残り4分2秒、自陣20ヤードから始まった攻撃では、時間を進めたいが思うようにボールを運べず、パントに終わってしまう。すると、試合残り1分38秒、50ヤード地点から始まった相手攻撃、日本代表は10ヤード、6ヤードのパスを立て続けに決められてしまう。そして、自陣34ヤード、サードダウン4のシチュエーションで一気にエンドゾーンまで走られ、24対24の同点に追いつかれてしまう。

日本代表は、残り49秒の最後のドライブであえて無理をして攻撃せず。試合は、引き分けのまま終了となった。これにより、次戦アメリカ代表に勝てば無条件で優勝決勝戦へ。仮に負けた場合でも、メキシコ対ドイツの結果次第でグループ2位となり3位決定戦へ駒を進めることになる。

勝率が並んだ場合の順位決定方法
①当該チーム間の勝敗
②当該チーム間の得点差
③当該チーム間ゲームのTD数
④総失点
⑤トータル被タッチダウン数
⑥コイントス