【第5回 SWC】プレイの精度は上がるも「チーム力の向上が必要」
6月6日、7日、今年7月にアメリカ合衆国オハイオ州で開催される「第5回IFAFアメリカンフットボール世界選手権アメリカ大会」に出場する日本代表チームは、神奈川県内のグラウンドで強化練習を行った。
先日に二次候補選手55名に絞られた日本代表チーム。15日発表の最終45名に選ばれるべく、選手たちは精力的に体を動かした。55名に絞られて選手の気合も入ってきたが、森清之ヘッドコーチは、現状に満足していない。「練習を重ねるごとにプレイの精度は上がってきていると思いますが、ここから先は選ばれた選手の力を合わせることに加えて、一つのチームになって力を2割、3割と上げていかなければなりません。そういう意味で(チームとして)まだまだです」。
日本代表チームは第1回、第2回の世界選手権で優勝するも、第3回は決勝でアメリカに惜敗。前回大会はカナダに準決勝で敗れて、アメリカとの対戦は叶わず、3位に甘んじた。そのため、打倒アメリカに向けて選手もヘッドコーチは練習から意識を持っている
それでも、NFLのキャンプに参加するなど世界のレベルを実感しているWR木下典明選手は、「イメージを高めて、高い意識を持たないとダメ」と、練習後のハドルで全員に檄を飛ばした。
森ヘッドコーチも、「もう少しシビアにやらないと(アメリカに)通用しない。終わった後に、後悔しても遅い。普通にやっていたらアメリカに勝てない。まだ本気でアメリカと戦うことをイメージできていない。本気でイメージしないと、練習の質も上がってこない」と話していた。