U-19日本代表が初戦のドイツ戦に48対20で勝利!
現地時間7月7日(月)※日本時間8日(火)、クウェート王国クウェート市で開催されているアメリカンフットボール U-19 世界選手権大会 2014が行われ、U-19日本代表がドイツ代表と対戦し、48対20のスコアで勝利しました。Bブロックに属するU-19日本代表は、アメリカ、メキシコ、ドイツと同組。次戦は7月10日、初戦でアメリカに敗れたメキシコ代表と顔を合わせます。
なお、この試合のU-19日本代表ゲームMVPには、ラン9回で139ヤード、2TD、パスでも3捕球97ヤード、1TDを記録したRB西村 七斗(立命館大学1年)が受賞しました。
U-19日本代表 山嵜 隆夫監督(大阪産業大附属高等学校)
初戦を勝利で終わることができてホッとしている。初戦の入り方としては良かった。第1Q最初のプレーが大きかった。(西村)七斗が上手く走ってくれた。いくらヤードを稼がれても得点を与えなければいいが、いけないのは後半最初のプレイ。体力的にハンデがあるから、一発のプレイだけをやられないように気を付けたい。
U-19日本代表 RB西村 七斗 (立命館大学1年)
(MVPの感想について)とても嬉しいです。ドイツは体が大きくて、強かった。それでも、日本の戦術通りにいけたので、とても良かったです。(自身のパフォーマンスについては)スピードをうまく生かすことができました。次戦のメキシコはもっと強いと思うので、スピードを生かして走りたいと思います。
ゲームサマリー
コイントスで勝利した日本はレシーブを選択。自陣37ヤードから始まった攻撃のファーストプレイで、RB西村 七斗(立命館大学1年)がいきなり31ヤードランのビッグプレイで一気に敵陣侵入。さらに、QB西山 雄斗(立命館大学1年)からRB西村への27ヤードパスが決まりゴール前5ヤードへ。相手反則とRB野田 篤生(中央大学1年)のランでゴール前1ヤードに進むと、セカンドダウンゴールの場面でRB西村がエンドゾーンへボールを持ち込む先制のタッチダウン。日本代表が7対0と幸先良くリードする。
勢いに乗る日本代表は、直後のドイツのファーストプレイでDB村上 知裕(立命館大学1年)がインターセプト。しかし、この好機では得点を奪えない。それでも、直後の敵陣17ヤードから始まった攻撃では41ヤードランなどで自陣8ヤードまで進まれるも、相手のフォースダウンギャンブルを止めて得点を許さない。
その次の攻撃はスリーアンドアウトで止められた日本代表。ドイツの攻撃もパントに封じると、第1Q残り1分18秒、自陣25ヤードからの攻撃でQB西山からWR近江 克仁(立命館大学1年)へ30ヤードパスがヒット。すると、QB西山からRB西村へ45ヤードのタッチダウンパスが通り加点。その後のキックを外すも13対0とリードを広げる。
第2Q開始早々はこう着状態が続いたが、日本代表は前半残り3分37秒、自陣35ヤードのドライブでRB西村がライトタックルを抜けて65ヤードタッチダウンラン。キックも決めて20対0として前半を折り返す。
前半からドイツのラン攻撃に手を焼いていた日本代表。後半最初の相手の攻撃で、74ヤードタッチダウンランを許してしまう。しかし、日本代表は直後の攻撃、敵陣47ヤードと好ポジションからスタートしたドライブでRB野田がランで47ヤードのタッチダウンを決めて再びリードを広げる。
さらにファンブルリカバーで攻撃権を奪取した日本代表は、野田、西村のラン攻撃、西山のパスに相手反則もあり敵陣まで攻め込む。すると、セカンドダウンゴールでQB西山からWR成田 光希(立命館宇治高3年)へタッチダウンパスが通ったかのように見えたが、パスインターフェアランスの反則。それでも次のプレイで再びQB西山はWR成田を選択してこれがタッチダウンパスとなる。
第4Q、日本代表は、第3Qからの攻撃の続きで開始早々にタッチダウンを奪われてしまう。それでも、次の自陣16ヤードから始まったプレイで、ランとパスを織り交ぜ着実に前進。最後は、QB西山からWR廣吉 賢(立命館宇治高3年)へ29ヤードタッチダウンパスが通り、41対14へとリードを広げ、試合の大勢を決めた。その後は、両チームともワンタッチダウンずつを取り合うもそこまで。日本代表が第1回大会に続いて、初戦でドイツを下した。