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「闘志を持って戦おう」 水野監督が開会式後に気合注入


 現地1日、この日は大会のオープニングセレモニー。それに先立って大会の技術ミーティングが行われました。この会議には、国際大学スポーツ連盟(FISU)の幹部、各チームのヘッドコーチ、CDMが参加。日本代表からは、水野彌一監督と山田晋三CDMが出席しました。

 今回、シニア世界選手権、U-19世界選手権といった国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)の大会と大きく違うところは、試合前の選手確認。IFAFの大会では、試合前に必ずパスポートを確認しますが、本大会ではパスポートと卒業証書もしくは在学証明書を事前に提出してオンライン登録をすれば大会身分証が発行されます。これがパスポートの代わりとなるので毎試合ごとにパスポートを持参する必要はありません。

 この日は開会式がウプサラ市内のコンサートホールで行われました。日本、スウェーデン、フィンランド、メキシコ、中国といった参加5か国が一堂に会しました。初めて見る対戦国の選手を前に、水野監督も「大きいね」と驚きの様子でした。会場には2日前に学校訪問した際に出会った子供たちも「がんばれ日本」のプラカードを持って応援に駆け付けてくれました。

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 開会式では、FISU幹部やウプサラ市長が挨拶し、歌や踊りのパフォーマンスがありました。第1回大学世界選手権が行われるウプサラ市は、市長によれば、「Skype発祥の地」とのこと。その反面、ウプサラ城やウプサラ大聖堂など古い建築が残る格式があり、ウプサラ市は革新と伝統が混在したハイブリッドな都市のようです。

 いよいよ大会は2日から開始。水野監督は、夕食後のミーティングで選手に気合を注入しました。「後先考えず、1プレイ1プレイ集中していこう。闘志を持って戦おう。半分以上気持ちの問題だから。とにかく相手を完膚なきまでに叩きのめそう!」。