【FFWC2018】女子1日目、1勝1敗
●第1戦 JPN 41 vs 7 チェコ
今大会の初戦に臨んだ日本は、東欧の競合チェコと対戦。チェコはワールドカップ初出場だが、ヨーロッパの競合を破っての出場となる。ファーストシリーズは日本のオフェンスから始まった。#9 大森がファーストプレイを難なく決め、その後は#24 杉本にターゲットを絞りながら、テンポよく攻める日本オフェンスチームの強さを QB 佐藤が上手に引き出した。最初のシリーズでタッチダウンしペースをつかむと、相手ディフェンスの反則や味方ディフェンスのインターセプトにも助けられ、2 シリーズを終えて 14 点を先制する展開に。チェコは追い上げを試みるも、日本の好守備に阻まれ 4th ダウンを決めきれず、そのまま前半を14 対 0 で折り返した。
後半はチェコの攻撃から始まったが、自陣残り 15 ヤードの地点で#4 津金がインターセプトリターン。ターゲットを絞らせない QB 佐藤の巧みな組み立てによってこのシリーズをタッチダウンに導き、点差を 21 対0 に広げる。その後、再び杉本に配球を集め、パスを確実に決めて点差を 27 対 0 に広げる。オフェンスの躍進にディフェンスも奮起し、#26 阿部と再び#4 津金の連続インターセプトで 41 点まで得点を伸ばした。初戦を落とし、2 戦目で白星をあげたいチェコも最終シリーズで必死の反撃。ロングパスを立て続けに決め 6 点を返されるが、反撃もここまで。日本女子代表は初戦を白星で飾った。
●第2戦 JPN 6 vs 46 ブラジル
チェコスロバキア戦から 1 時間あまり、日本は南米の競合ブラジルと対戦。日本は前半、ブラジルのスピードと高さに圧倒され、試合開始直後から立て続けにタッチダウンを決められる。反撃の機会をうかがうも、ブラジルのディフェンス陣にインターセプトを許し、前半 4 シリーズまでに点差を 19 点に広げてしまった。攻撃のリズムを変えるべく、日本は最年少#65 辰野を起用するが、ブラジルの好守に阻まれ思うように前進できず、反則も重なり我慢の時間が続く。嫌な空気を変える突破口になったのが、前半終了間際の#23 熊谷へのゴール前 7 ヤードパス。これが初得点につながり、前半を 6 対 26 で折り返した。
後半は日本の攻撃からスタート。厳しいマンツーマンディフェンスをかわした#9 大森にパスが立て続けに決まり、陣地を確実に進めたものの、あと一歩のところでパスを決めきれず得点につながらなかった。オフェンスの流れを変えようとするも、高温多湿の気候が連戦の日本選手の体力も奪い始めたか、その後ブラジル守備チームにインターセプト 3 本を許し、点差を縮めるきっかけを得られないうちに試合終了を迎えた。
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