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2TD奪うも米国代表に敗戦 次戦は7月15日メキシコ戦

現地時間7月12日(日)※日本時間13日(月)、アメリカ合衆国オハイオ州キャントンのトム・ベンソン・ホール・オブ・フェイム・スタジアムで開催されている『第5回 IFAF アメリカンフットボール 世界選手権アメリカ大会』が行われ、日本代表がアメリカ代表と対戦。2タッチダウンを奪うも18対43で敗戦。この結果、7月15日(水)15時30分(予定)からメキシコ代表と対戦することになりました。

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なお、この試合の日本代表ゲームMVPには、パス49回中28回成功で273ヤード、1TD、2INTを記録したQB加藤 翔平(LIXILディアーズ)が受賞しました。

日本代表 森 清之監督(LIXILディアーズ)
結果は残念でした。前半にチャンスはありましたが、ものにすることができませんでした。次戦にベストを尽くします。決勝でアメリカともう一度戦いたいです。

日本代表 QB加藤 翔平(LIXILディアーズ)
(複数のレシーバーに投げ分けたことについて)レシーバはみんな能力が高いので、どのレシーバーに投げてもパスが決まるというのは練習から分かっていました。別に意識しているわけではなく、プレイによって空いているところにパスを投げ分けた結果です。

日本代表 DB藤本 将司(オービックシーガルズ)
(アメリカの印象について)パスに関して言えばレシーバーのスピードに追いつけますが、ランニングバックの強さの面で日本人にはないものを持っているので、全員が集まって止めるしかないと思います。
(2INTについて)インターセプトしてもチームが勝たないと意味がないので、次のメキシコ戦に向けてチームの勝利に貢献するようなプレイをしたいです。アメリカと再戦して勝ちたいので、もう一度チームを立て直したいと思います。

日本代表 RB高木 稜(IBMビッグブルー)
(アメリカの印象について)メキシコ戦を見て相当強いしフィジカル面、特にラインバッカーなどは相当大きくてスピードもあると思っていました。実際に戦ってみるとランに関して言えば、ブロッカーがしっかりいてくれたこともありますが、驚くほどではなく通用する部分もかなりあるかと感じました。(自身の身長が)小さいので、うまくはまったと思いました。

日本代表 WR林 雄太(アサヒビールシルバースター)
(アメリカの印象について)基礎がしっかりしていましたが、そこまで対抗できない相手ではないと思うので、もっとこっちがミスをしなければ好勝負をできると思います。
(1TDの感想)タッチダウンパスを取ったのですが、フォースダウンのいい場面で(パスを)落としてしまったのでそこは悔いが残ります。
(メキシコ戦に向けて)今回は1TDだったので次は2TDを決めて、簡単なミスをせずに来た球をすべて取りたいと思います。

ゲームサマリー

日本のレシーブで始まったこの日の試合。いきなりQB加藤からWR栗原 嵩(IBMビッグブルー)へ10ヤードのパスが決まり、ファーストダウン獲得。しかし、その直後の自陣30ヤードからのプレイで、RB古谷拓也が5ヤード走るもファンブルロスト。いきなり、攻撃権を喪失してしまう。このピンチにゴール前12ヤードまで攻め込まれると、3回連続のラン攻撃で先制のタッチダウンを許す。さらに、2点コンバージョンも成功され0対8とされてしまう。

その次の攻撃では、QB加藤が、林 雄太(アサヒビールシルバースター)、宮本 康弘(LIXILディアーズ)、木下 典明(オービックシーガルズ)、前田 直輝(LIXILディアーズ)のレシーバー陣へ投げ分け、4回連続でパス成功。敵陣44ヤードまで攻め込むも、パントに終わってしまう。

しかし、次のアメリカの攻撃でDB藤本 将司(オービックシーガルズ)が相手QBのパスをインターセプト。16ヤードリターンして、敵陣40ヤードまで持ち込む。この好機にスリーアンドアウトに終わった日本だが、直後のアメリカの攻撃をパントに抑え込む。ここで攻撃権を得た日本は、敵陣41ヤードからドライブして28ヤードまで攻め込むが、K佐伯 眞太郎(パナソニックインパルス)が45ヤードのフィールドゴールを右に外してしまい、追い上げならず。

次のアメリカの攻撃では、自陣47ヤードまで攻め込まれるも、今度はDB辻 篤志(パナソニックインパルス)がインターセプトして攻撃権奪取した日本。このチャンスに、QB加藤からWR前田へ39ヤードのパスが通るなどアメリカ陣19ヤードまで攻め込む。ここで、K佐伯が36ヤードのフィールドゴールをしっかりと沈め、3対8とする。

勢いに乗る日本は、アメリカのパスを中心とした攻撃で自陣12ヤードまで攻め込まれるが、サードダウン8ヤードで相手のパスが不成功に終わると、29ヤードのフィールドゴールをDB砂川 敬三郎(オービックシーガルズ)がブロック。アメリカに追加点を許さない。攻撃権を得た日本は、QB加藤のパスやRB高木 稜(IBMビッグブルー)の24ヤードランなどで敵陣33ヤードまで進むもパントに抑えられ追加点を奪えない。前半終了間際にフィールドゴールを許し、3対11と8点ビハインド前半を折り返す。

後半に入ると、前半65ヤードに抑えていたアメリカのラン攻撃に手を焼く。第3Q開始直後のドライブで60ヤードのタッチダウンランを許し点差を広げられると、第3Q残り7分49秒に敵陣48ヤードから始まったドライブでも4ヤードタッチダウンランを許し、3対25とリードを広げられてしまう。

それでも日本は、第3Q残り6分8秒、自陣38ヤードから始まった攻撃では、QB加藤がWR木下へ22ヤードの、WR前田へも14ヤードのパスを通すなどレッドゾーン内に侵入。すると、相手の反則を立て続けに誘い、ゴール前1ヤードへ。2つのランを挟み、最後はRB古谷から攻撃に参加していたDL紀平 充則(無所属)へのタッチダウンパスが通り、10対25と反撃の狼煙を上げる。

さらに日本は、敵陣39ヤード付近でDB藤本がこの日自身2つ目のインターセプトを記録。一気にワンポゼッション差に迫る機運が高まる。しかし、敵陣23ヤードからのフォースダウンギャンブルに失敗。すると、その直後のドライブでは、ランプレイを中心に自陣まで進まれ、最後は7ヤードタッチダウンを許すとツーポイントコンバージョンも成功され10対33と引き離されてしまう。

その後フィールドゴールを許して、10対36とされた日本は、QB加藤のパスがインターセプトされると、43ヤードのタッチダウンパスを通され、10対43とさらに点差を広げられる。それでも勝負を諦めない日本は、試合時間残り2分23秒、自陣32ヤードからのドライブをスタートさせると、QB加藤がWR宜本 潤平(富士通フロンティアーズ)へ13ヤード、9ヤード、31ヤードと立て続けにパスを成功。最後は、WR林へ25ヤードのタッチダウンパス。さらにツーポイントコンバージョンも決めて18対43とする。

勝負を捨てない日本は、K佐伯が絶妙のオンサイドキック。うまい具合にボールが跳ね上がり、これをサイドライン際のWR栗原がリカバーする。残り時間59秒、攻撃権を得た日本だったが、QB加藤のパスがインターセプトされ万事休した。