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【U-19】銅メダルかけていざメキシコ戦へ!「最後は勝って帰りたい」


現地9日、最終戦となるメキシコ戦を翌日に控えたU19日本代表は、午前が体育館でウォークスルー、午後はスタジアムで汗を流し、16時から約2時間ミーティングをして、最後の練習を切り上げました。

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今大会から代表コーチ陣に初参加した中西 隆彦(金沢大学)DBコーチは、守備陣について「皆理解度が高く、DBについてはほぼほぼ健康な状態で挑めるので期待しています」とコメント。メキシコ戦については、「(プレイが)乱暴だが個々の能力が高い。一つミスをすれば一発でもってかれる。しっかりと仕組みで捉えて、みんなで止めていきたい。ディフェンスはとにかく一発タッチダウンをもってかれないように我慢して我慢して時間を使いながら向こうをイライラさせるような展開が一番良いのではないかと思う」と話してくれました。

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泣いても笑っても、このチームとして戦うのは、10日のメキシコ戦が最後。山嵜隆夫監督は、「特別にメキシコ相手だからどうこう言うわけではないけど、このチームで最後の試合だから、それに相応しい試合をしたい。(日本は)反則も少ないし、国際的に日本はクリーンなフットボールするのは定着しているから、そういう色は出しながら、かつ闘志あふれる楽しいフットボールをしたい」。

 

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大橋誠ヘッドコーチもメキシコの一人一人の能力には警戒しています。「個々の選手の運動能力が高いと思います。大きいとか力強いとか言う以上に、一人一人がアスリートとして能力が高い。早く走るとかボディバランスを保つとかそういうものを備えている選手が多いと思います」

フィジカルで勝るメキシコに対して大橋ヘッドコーチが考える対策は2点。「日本の選手は、ボディバランスの部分とか他国よりも低く動くとか、スピードという部分ではかなわないかもしれないけどクイックネスの部分では十分に勝負できる。日本の選手特有のフィジカル的に持っている特性をしっかり生かして戦うということが一つ。その上で、いかにオーガナイズされたフットボールするかが一つ。この2点で勝負しにいけば、十分に勝機はあると思います」。
「終わりよければすべて良し」。前回のクウェート大会の最終戦でも山嵜監督が話してくれた言葉。大橋ヘッドコーチは、「2016年のU19日本代表は、良いチームになりました。このチームが持っているものをちゃんとフィールドで全部披露させてあげたいと思います。それができれば十分に勝機はあります。集大成として、勝って日本に帰りたいです」と言えば、山嵜監督も、「最後は勝って帰りたい」。2大会ぶりの銅メダルを目指し、若きサムライが最終戦のメキシコ戦に挑みます。メキシコ戦は、日本時間10日14時キックオフ(予定)。

6月29日から始まった今大会は、10日で最終日。この日行われたオーストリア対オーストラリアの5位決定戦は、43対13でオーストリアが勝利して5位を確定させました。