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初戦のフィンランド戦に84対0で勝利!


 現地時間5月4日(日)※日本時間同日、スウェーデン王国ウプサラ市のオスタエンゲンIPで開催されている『第1回アメリカンフットボール大学世界選手権大会』が行われ、カレッジ日本代表がフィンランド代表と対戦し、84対0のスコアで勝利しました。次戦は、5月6日に中国代表と顔を合わせます。

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 なお、今大会の主催FISUが選出したこの試合のカレッジ日本代表ゲームMVPには、ラン9回で200ヤード、4TDを記録したRB井上が受賞しました。

 カレッジ日本代表 水野 彌一監督(追手門学院アメリカンフットボール部総監督)
フットボールはサイズとパワーといったいわゆるフィジカルの部分だけでなく、スピードとスキルが非常に重要だということを今日のゲームで示せたと思う。多少のミスがあったけれど、みんなが伸び伸びとできていた。初戦の入り方としては上出来だったと思う。雑なことやいい加減なプレイをすると相手に失礼だから、フィールドに立ったら真剣なプレイをしてほしいと選手には再度言いたい。

 カレッジ日本代表 RB井上 周 (立命館大学)
味方のブロックのおかげで走れたし、相手に日本のフットボールを見せられたのが良かったです。フィンランドは、日本では経験できないサイズとパワーがありました。相手がどこであっても、日本のフットボールを見せていきたいです。

ゲームサマリー

 日本代表が前半から圧倒した。第1Q残り10分19秒、自陣45ヤードから始まった日本代表の最初のドライブ。RB井上 周(立命館大学)がランで19ヤードを進めると、次のプレイでWR高崎 慎(関西大学)が36ヤードのタッチダウンラン。わずか2プレイで、日本代表が幸先良く7点を先制する。

 続くフィンランドの攻撃をスリーアンドアウトで止めた日本代表は、敵陣45ヤードから始まった攻撃では、4つのラン攻撃でゴール前5ヤードまで前進。最後は、井上がエンドゾーン内に走り込み7点を追加。すると、さらに日本は、次の攻撃で井上が60ヤードの独走タッチダウンラン、RB岡部 朋也(京都大学)の1ヤードランで第1Qから28点のリードを奪う。

 第2Qに入っても日本の攻撃力は衰えない。第2Q最初の相手の攻撃をファンブルリカバーで攻撃権を奪うと、途中出場のQB岸村 恭吾(関西大学)がWR鈴木 恵多(立命館大学)へ15ヤードのタッチダウンパスをヒット。さらに、第2Q残り9分22秒、自陣28ヤードから始まった攻撃では3つのランで3連続ファーストダウンを奪い、敵陣29ヤードへ侵入。すると、QB岸村からWR木下 統之(関西大学)へ29ヤードのタッチダウンパスが通り、日本代表が42対0とする。さらに第2Q残り6分11秒に井上の14ヤードタッチダウンラン、同残り2分35秒にRB高口 和起(日本大学)の19ヤードランで14点を加え、前半を56対0で折り返す。

 日本は後半に入っても、井上のこの日4つ目となるタッチダウン、途中出場したQB荒木 裕一朗(立命館大学)の3タッチダウンパスで4つのタッチダウンを追加した。一方のフィンランドは、トータルオフェンスヤードが日本の621ヤードに対して34ヤード。ファーストダウン更新もわずか1回に終わった。